エンジン オイル:排出、オイル フィルター交換およびエンジン オイル注入
ターボチャージャー付きエンジンの注意事項→ 参照箇所
エンジン オイル排出およびオイル フィルター交換(1.2L TSI/1.4L TSI/1.6L SRE エンジン)→ 参照箇所
エンジン オイル排出およびオイル フィルター交換(コモンレール ディーゼル エンジン)→ 参照箇所
エンジン オイル排出およびオイル フィルター交換(2.0L TSI エンジン)→ 参照箇所
エンジン オイル抜取りおよびオイル フィルター交換(2.0L TSI エンジン、R仕様 )→ 参照箇所
エンジン オイル注入→ 参照箇所
ターボチャージャー付きエンジンの注意事項
エンジン オイルおよびオイル フィルターを交換した後の最初のエンジン スタートの際には以下に注意する:
t  ダッシュ パネル インサートのオイル プレッシャー ウォーニング ランプが点灯している間は、必ずエンジンをアイドリングさせること。
t  スロットル ペダルは踏込まない。
t  ウォーニング ランプが消灯した場合、オイル プレッシャーが充分であるため、スロットル ペダルを踏込んでも良い。
  注意!
スロットル ペダルを踏込んだ時にターボチャージャーが損傷するか、完全に機能しなくなる可能性がある。ターボチャージャーは高回転で作動するため、ベアリングの潤滑が不充分な場合は数秒で破損する可能性がある。
オイル リーク、ターボチャージャーの振動または不自然なノイズの発生がある場合は、エンジンをすぐにストップする。
エンジン オイル排出およびオイル フィルター交換(1.2L TSI/1.4L TSI/1.6L SRE エンジン)
  注意!
t  エンジンのエンジン オイル超過によりキャタライザーが損傷する可能性がある。抜取りでは残っているオイル量が多過ぎる。
t  エンジン オイルは、必ず排出すること。抜取りは許可されていない。
必要なスペシャル ツール、ワークショップ機器
   
t  ユーズド オイル コレクション/エクストラクション ユニット - VAS 6622A-
t  オイル スピル クロス
  W00-11526
t  オイル フィルター ツール - VAS 3417-
t  Hazetテンショニング ベルト - 2171-1-
  W00-11164
t  トルク レンチ - V.A.G 1331-
オイル フィルター取外し
–  エンジン コンパートメント ノイズ インシュレーションを取外す。→ 参照箇所
  W00-11166
–  オイル フィルター エレメント -矢印- をHazetテンショニング ベルト - 2171-1- またはオイル フィルター ツール - 3417- で緩め、オイル フィルターを取外す。
  A00-10965
   

オイル フィルター取付け
–  エンジンのオイル フィルター側シール面を清掃する。
–  オイル フィルター エレメントのラバー シールにエンジン オイルを塗布する。
–  オイル フィルター エレメント -矢印- を、オイル フィルター ツール - 3417- を使用して取付け、規定トルクで締付ける。
   
規定トルク Nm
オイル フィルター 20

エンジン オイル排出(初回オイル交換時)→ 参照箇所
エンジン オイル排出(初回オイル交換以降)→ 参照箇所
エンジン オイル排出(初回オイル交換時)
–  シール一体型オイル ドレーン プラグ -1- を取外して廃棄する。
   
–  エンジン オイルを排出する。
  注:
廃棄処分については、関連法規に従うこと!
–  新品のオイル ドレーン プラグ -3- を新品のシール -2- と共に手で締込み、規定トルクで締付ける。
エンジン オイル排出(初回オイル交換以降)
–  オイル ドレーン プラグ -2- を取外し、シール -3- を廃棄する。
  注:
初回オイル交換以降は、オイル ドレーン プラグは、再使用する。
  N01-11365
–  エンジン オイルを排出する。
  注:
廃棄処分については、関連法規に従うこと!
–  オイル ドレーン プラグ -2- を新品のシール -1- と共に手で締込み、規定トルクで締付ける。
–  エンジン コンパートメント ノイズ インシュレーションを取付ける。→ 参照箇所
  N01-11366
規定トルク Nm
オイル ドレーン プラグ 30

–  エンジン オイルを注入する。
エンジン オイル量:
t  → メンテナンステーブル
t  エンジン オイル:容量と仕様 → 参照箇所
  警告!
t  規定トルクの数値を超過しないこと。
t  過大トルクは、オイル ドレーン プラグのリークまたは損傷の可能性があるため、注意すること。
エンジン オイル排出およびオイル フィルター交換(コモンレール ディーゼル エンジン)
必要なスペシャル ツール、ワークショップ機器
   
t  ユーズド オイル コレクション/エクストラクション ユニット - VAS 6622A-
t  ソケット(32mm)
  W00-11526
t  トルク レンチ - V.A.G 1331-
t  オイル スピル クロス
–  エンジン コンパートメント ノイズ インシュレーションを取外す。→ 参照箇所
  W00-11166
–  アフターラン ポンプ コネクター -1- を外す。
–  オルタネーター ワイヤー ハーネス -2- をクリップ -3- から外し、 -矢印- 方向へ回す。
  A00-10964
–  オイル フィルター キャップ -3- のオイル ドレーン プラグ -1- を取外し、エンジン オイルを排出する。
オイル フィルター取外し
–  オイル フィルター キャップ -3- を、ソケット(32mm) を使用して取外す。
オイル フィルター エレメント交換
–  フィルター エレメント -5- を抜取る。
–  オイル フィルター キャップのオイル ドレーン プラグ -1- の溝にOリング -2- を取付け、プラグを規定トルクで締付ける。
–  新品のOリング -4- にエンジン オイルを塗布し、フィルター エレメント -5- を交換する。
–  オイル フィルター キャップ -3- を、ソケット(32mm) を使用して規定トルクで締付ける。
–  オルタネーター ワイヤー ハーネスをクリップに固定し、アフターラン ポンプ コネクターを接続する。
–  エンジン オイルで汚れたワイヤー ハーネスは オイル スピル クロス を使用して清掃する。
  A17-10884
規定トルク Nm
オイル フィルター キャップ 25
オイル ドレーン プラグ 5

–  オイル ドレーン プラグを取外す。
–  エンジン オイルを排出する。
  注:
t  エンジン オイルを排出する場合、オイル ドレーン プラグ を交換すること。交換することでリークを防止する。
t  廃棄処分については、関連法規に従うこと。
–  シールを取付けた新品のオイル ドレーン プラグを手で締込んだ後、規定トルクで締付ける。
–  エンジン コンパートメント ノイズ インシュレーションを取付ける。→ 参照箇所
   
規定トルク Nm
オイル ドレーン プラグ 30

–  エンジン オイルを注入する。
エンジン オイル量:
t  → メンテナンス テーブル
t  エンジン オイル:容量と仕様 → 参照箇所
  警告!
t  規定トルクの数値を超過しないこと。
t  過大トルクは、オイル ドレーン プラグのリークまたは損傷の可能性があるため、注意すること。
エンジン オイル排出およびオイル フィルター交換(2.0L TSI エンジン車)
必要なスペシャル ツール、ワークショップ機器
   
t  ユーズド オイル コレクション/エクストラクション ユニット - VAS 6622A-
t  ソケット(32mm)
  W00-11526
t  トルク レンチ - V.A.G 1331-
t  オイル スピル クロス
オイル フィルター取外し
–  エンジン カバーを取外す。→ 参照箇所
  W00-11166
–  ソケット(32mm) を使用して、オイル フィルター ハウジング -矢印- を緩める。
–  オイル フィルター ハウジングからエンジン オイルが戻るまで、数分間待機する。
–  オイル フィルター ハウジング -矢印- を完全に取外す。
  注:
エンジン オイルがエンジンに付着しないよう注意する。必要に応じて、ウエスを使用する。
オイル フィルター エレメント交換
–  フィルター エレメントを抜取る。
  A00-10966
–  新品のOリング -2- にエンジン オイルを塗布し、オイル フィルター ハウジング -1- の溝に取付ける。
–  フィルター エレメント -3- を交換する。
  注:
残りのパーツ -4、5、6- は無視する。
  A17-10883
–  ソケット(32mm) を使用して、オイル フィルター ハウジング -矢印- を規定トルクで締付ける。
  A00-10966
規定トルク Nm
オイル フィルター ハウジング 25

–  エンジン コンパートメント ノイズ インシュレーションを取外す。→ 参照箇所
–  ドレーン プラグを取外す。
–  エンジン オイルを排出する。
  注:
t  エンジン オイルを排出する場合、シーリング ドレーン プラグを交換すること。交換することでリークを防止する。
t  廃棄処分については、関連法規に従うこと。
–  新品のドレーン プラグのOリングにエンジン オイルを塗布する。
–  新品のオイル ドレーン プラグをストップ ポジションまで締込む。
–  エンジン コンパートメント ノイズ インシュレーションを取付ける。→ 参照箇所
–  エンジン オイルを注入する。
  注:
エンジン オイルはゆっくり注入すること。下側をハウジング構造にしてフィラー ネックを狭くすると、オイルは非常にゆっくり注入される。必要に応じて、オイル フィラー ファンネル -VAS6842- を使用して、エンジン オイルを注入する。
エンジン オイル量:
t  → メンテナンス テーブル
t  エンジン オイル:容量と仕様 → 参照箇所
エンジン オイル抜取りおよびオイル フィルター交換(2.0L TSI エンジン車、R仕様 )
必要なスペシャル ツール、ワークショップ機器
   
t  ユーズド オイル コレクション/エクストラクション ユニット - VAS 6622A-
t  ソケット(32mm)
  W00-11526
t  トルク レンチ - V.A.G 1331-
t  オイル スピル クロス
オイル フィルター取外し
–  エンジン カバーを取外す。→ 参照箇所
  W00-11166
–  ソケット(32mm) を使用して、オイル フィルター ハウジング -矢印- を緩める。
–  オイル フィルター ハウジングからエンジン オイルが戻るまで、数分間待機する。
–  オイル フィルター ハウジング -矢印- を完全に取外す。
  注:
エンジン オイルがエンジンに付着しないよう注意する。必要に応じて、ウエスを使用する。
エンジン オイル抜取り
–  ユーズド オイル コレクション/エクストラクション ユニット - VAS 6622A- のエクストラクション プローブをディップスティックのチューブに挿入し、エンジン オイルを抜取る。
  注:
t  最大直径のフレキシブル エクストラクション プローブを使用すること。
t  エクストラクション プローブは、最初に抵抗を感じるところまでしか挿入しないこと。それ以上挿入すると、先端がオイル パンの底で折曲がり、大量の古いオイルがエンジンに残る。
t  取扱説明書を参照して、ユーズド オイル コレクション/エクストラクション ユニット - VAS 6622A- を使用すること。
オイル フィルター エレメント交換
–  フィルター エレメントを抜取る。
  A00-10966
–  新品のOリング -2- にエンジン オイルを塗布し、オイル フィルター ハウジング -1- の溝に取付ける。
–  フィルター エレメント -3- を交換する。
  注:
残りのパーツ -4、5、6- は無視する。
  A17-10883
–  ソケット(32mm) を使用して、オイル フィルター ハウジング -矢印- を規定トルクで締付ける。
  A00-10966
規定トルク Nm
オイル フィルター ハウジング 25

エンジン オイル注入
–  エンジン オイルを注入する。 → 参照箇所
  注:
エンジン オイルはゆっくり注入すること。下側をハウジング構造にしてフィラー ネックを狭くすると、オイルは非常にゆっくり注入される。必要に応じて、オイル フィラー ファンネル -VAS6842- を使用して、エンジン オイルを注入する。
–  次に、オイル レベルを点検し → 参照箇所 、必要に応じて調整する。
–  エンジン カバーを取付ける。→ 参照箇所
エンジン オイル注入
必要なスペシャル ツール、ワークショップ機器
   
t  オイル フィラー ファンネル - VAS 6842-
–  オイルを注入する際は、必要に応じてオイル フィラー ファンネル - VAS 6842- を使用する。
エンジン オイル:容量と仕様 → 参照箇所
エンジン オイル レベル:点検→ 参照箇所
  W00-11480